夫婦の悩みは早い段階で解決することが大切

長年結婚生活を積み重ねていながら、定年になった頃に離婚する夫婦が増加しています。いわゆる熟年離婚と呼ばれるものですが、片方にとっては青天の霹靂ということもあります。定年後には夫婦一緒に旅行を楽しもうと思っていたのに、その年齢に達したら離婚を切り出されてしまったということもあるのです。

熟年離婚というと家庭のことには無関心で家事や育児を妻に丸投げしていた男性が突然妻から三行半を突きつけられる姿をイメージしてしまいがちですが、実際には男性側が離婚を切り出すケースもあります。浮気をしたとか借金があるというような具体的なトラブルがあるわけではなく、小さな積み重ねが原因で夫婦関係が破綻してしまうことは珍しくありません。家庭の中では妻が采配をふるい、自分の希望は全く取り入れてもらえなかったと不満を募らせている夫も意外と多いものです。

それが定年を迎えたり、子供が巣立ったことをきっかけに離婚を考えることにつながります。現代では90代まで生きる人も多いですから、何十年も同じ人と過ごすことになります。ここまで一緒にいたんだから今更離婚なんてしなくてもいいのではと周囲は考えがちですが、本人にしてみたら後何十年も気の合わない人と一緒にいるのは苦痛で仕方がないと思ってしまいます。そこまで夫婦関係がこじれている場合には、修復するのは難しいでしょう。

年をとってからもパートナーとより良い関係を築くためには、悩みが小さいうちにその都度解決していくことが大切です。若い頃に子育てを手伝ってくれなかったとか、転職したいと思っていたのに否定されるばかりで辛かったということが何十年も心の中でくすぶり続けていることもあります。それが熟年離婚の引き金になることもありますから、何か悩みを抱えている時にはその都度その問題と向き合うことが大切です。一番良くないのは、我慢を続けてしまうことになります。小さな不満が溜まっていくと、あとは爆発するしかないからです。